令和2年6月28日 -小さな茅の輪を奉製-

夏越大祓も目前に迫った本日、お下がりである小さな茅の輪を奉製いたしました。



宮司や備立行列保存会の皆さん、茅をなう係・そろえる係・短冊を付ける係など分担しながら、一つひとつ丁寧に奉製していきます。



午前9時に始まった作業も正午には終了。

これからの夏に向けて、皆さんの家庭をお守りいただきます。



さて、夏越大祓の際にお分かちする”茅の輪”には、このような神話がございます。



神代(かみよ)の昔、天照大御神の弟君である素戔嗚尊(すさのをのみこと)は、正体を隠しながら旅しているとき、あたりが真っ暗になり、宿を求めておられました。


大きなお屋敷を見つけ一泊させてもらうようお願いすると、その主人である"巨旦将来(こたんしょうらい)"は拒否。

泣く泣くお屋敷を後にすると、今後は粗末ながらも中から笑い声の聞こえる小さな家を見つけました。


再びお願いをすると、ここの主人は快く受け入れられました。

よく聞けば、この粗末な家の主人は先ほどのお屋敷の主人のお兄さん。

名を”蘇民将来(そみんしょうらい)”といいます。


「兄弟でこうも違うものか」

素戔嗚尊が驚かれるのも無理はありません。

しかもあろうことか、貧しいながらも精一杯のもてなしをしてもらいました。


これに感動した素戔嗚尊は正体を明かし、


「近い将来、この地域を疫病が襲うであろう。

しかし、茅で作った輪を身につけていなさい。

そうすれば、その災いから免れることができましょう。」


と教えました。

驚いた蘇民将来でしたが、すぐに言われた通り行動しました。


数日後、素戔嗚尊がおっしゃられた通り疫病がこの地方を襲いましたが、蘇民将来の家は無事でした。


以来、疫病の流行る夏の頃には茅の輪をつけたり、「蘇民将来子孫」と書かれたしめ縄や"ちまき"を、玄関に飾る風習が生まれました。




本日奉製した茅の輪は6月30日夏越大祓が終わったのち、人形を送っていただいたご家庭にお下がりとしてお送りいたします。

夏の盛りの間、玄関に飾ってお守りいただきましょう。


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