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京の北野天満宮より勧請された当社は、古くより伝わる祭事を今に伝えています。

​その中より代表的なものをご紹介致します。

​1月1~3日 新春初詣

 古熊神社の新年は、たくさんの初詣の方々で賑わいます。

 境内では甘がゆや名物天神うどん、焼き芋、射的、福みくじなどで楽しまれる参拝者や、年頭にご家族での家内安全、受験合格祈願にお越しになられる方が多くおられます。

 神社社殿内では、元日に年の初めを寿ぐ「歳旦祭」、3日に皇室の弥栄をご祈念する「元始祭」を斎行しております。

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​1月第2日曜日 どんど焼き

 お正月に各家庭で飾られていたしめ縄などの正月飾りや、古いおふだ・お守りなどをお焚き上げする「どんど焼き」は、1月の第2日曜に行います。

 境内では甘がゆ、焼き芋のほか、焼き餅や焼き鳥などの露店が立ち、賑わいをみせます。

 このどんど焼きは元来松の内の最後の日である1月15日の小正月(こしょうがつ)に行い、正しくその年のお正月を締めくくり、一年が無事であることをお祈りするものでした。

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​1月25日 初天神

 一年で最初の天神さまの縁日である1月25日に、初天神を行います。

 天神さまである菅原道真公は、6月25日にお生まれになられ、2月25日にお亡くなりになられました。その他さまざまな転機を25日という日にご経験されたため、全国の天神さまをお祭りする神社では毎月25日を縁日とし、祭典や催事が行われています。

​ 古熊神社の初天神では、神社関係者のみにて祭典を行い、道真公御自作と伝わる「御簾天神」が掲げられます。※非公開

​2月節分 開運厄除星祭・節分祭

 厄年の方の厄祓い、そしてご家庭の厄除である星祭(ほしまつり)を行います。

 当社は古くより市内でも有数の「厄除の神さま」として崇められ、朝早くから夜までご祈祷の方々は後を絶ちません。

 また、当社の古式として「すがぬけの輪」が設置されます。このすがぬけの輪は、節分の日にこれを八の字にくぐると一年の難を避ける、というものです。

 そして午後7時からは、年男・年女の方々による豆まき、お福分けとしてお餅まきが盛大に行われます。

​2月25日 御正祭(梅花祭)

​ 延喜3年(903)2月25日、菅原道真公は蟄居されていた大宰府にて薨去(こうきょ)されました。その遺徳を偲び、御祭神の御神霊(おみたま)をお慰めするための神事です。

 祭典では通常の神饌(神さまにお召し上がり頂くもの)のほか、御祭神が好まれていた境内にほころぶ紅白の梅の花を取り添えてお供えし、春の訪れをお楽しみ頂きます。尚、お供えした梅の花はしばらく手水鉢に活け、参拝の皆さまにもご覧頂いています。

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​4月第1日曜日 春祭・勧学祭

 その年の五穀豊穣を祈る春祭(祈年祭)、そして小学生新入学児童の学業成就・身体健全をお祈りする勧学祭を行います。

 特に勧学祭では、市内外より多くの新小学生の児童たちが、ピッカピカのランドセルを背負ってお参りし、お祭りに参列されます。

​ その他、春の草木が当たる「花みくじ」、ちびっ子相撲大会、午後2時からはお餅まきと、境内は一日中多くのお参りの方で賑わいます。

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​6月 御田植祭

 古熊神社の神饌田(神さまにお供えするお米を作る田んぼ)にて、御田植の神事が行われます。市内より選ばれた八乙女たちによって、丁寧に苗が植えられていきます。

​ 尚、植えられる稲の品種は「イセヒカリ」というもので、伊勢神宮の神田にて発見され、山口県の有志によって研究が進められたものです。

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​6月30日 夏越大祓

 一年の折り返しである6月30日は、上半期の罪穢れをお祓いし、元気に夏を乗り越えるための神事、夏越大祓(なごしのおおはらえ)を行います。

 境内には茅の輪が設置され、夕刻には神職とともに参拝の方々もくぐられ、大祓の神事を執り行います。

​ ここでお祓いする罪や穢れ(けがれ)とは、「自分さえよければ良い」というわがままな気持ちを指します。それを祓い、清々しい気持ちで夏を乗り越えようとするものです。

​7月25日 御誕辰祭

 承和12年(845)6月25日、菅原道真公は菅原是善の三男としてお生まれになられました。そのお誕生になられた日をお祝いするため、新暦に直した7月25日に行われる神事です。

​ 祭典は夜に行われ、ご参列いただいた方々がご奉納された行灯が、境内をほのかに照らします。

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​8月26日 福部童子祭

 菅原道真公の第23番目のお子さまである菅原福部童子は、父君を追い京都を旅立たれましたが、大宰府に着くことは叶わず、延喜2年(902)8月26日、山口の地にて夏の疫病に罹りお亡くなりになられました。

 これを憐れんだ当時の山口の人々が祠を設け、毎年命日にお祭りをし、途切れることなく今に伝わるのがこの福部童子祭です。

 祭典日早朝、福部童子の御神霊をお載せした神輿が神社を出発し、御旅所にて御駐輦(ちゅうれん:お休みになられること)ののち、福部童子のお墓所前にて祭典を行います。

 お神輿の担ぎ手は、お墓所がある今市町の子供たちが担当します。

​ また、同じく今市町の中より、福部童子と同じ10歳の男児二人が、流鏑馬童子として祭典にご奉仕され、古式を今に伝えています。

​11月17~25日 山口天神祭

 山口三大まつりの一つであり、古熊神社の御神幸祭、そして一年で最も格式の高い例祭でもある、山口天神祭(やまぐちてんじんまつり)は、11月の17日より25日までの一週間をかけて斎行されます。

 ・17日……神役初参式

 ・22日……花神子式

 ・23日……御神幸祭

 ・25日……例祭

※山口天神祭について、詳しくはこちらから

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​12月31日 年越大祓・除夜祭

 下半期に降り積もった罪穢れを祓う年越大祓(としこしのおおはらえ)、そして一年無事に過ごすことが出来たことを感謝し、新しい年も変わることなくお守り頂くようお祈りをする除夜祭を大晦日に行い、古熊神社は静かに年の暮を迎えます。

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