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国指定重要文化財 本殿・拝殿

応安6年(1373)創建当初からの御社殿は、室町時代建築の特徴をよく残すものとして大変著名であり、国の重要文化財に指定されています。

​御本殿

 御本殿の大きな特徴は、正面の向拝三間の斗拱間蟇股*の意匠(デザイン)です。まず中央には「梅に大内菱*」、向って右には「松に鳳凰」、向って左には「竹に鳳凰」となっています。この「松竹梅」となっている蟇股の彫刻は、我が国に現存する最古の松竹梅として有名です。

 松竹梅という組み合わせは今でこそ大変馴染みの深いものですが、庶民の間にも浸透したのは江戸時代に入ってからと云われ、当社が建てられた室町時代はまだ京の貴族の間のみの流行でありました。そんな中当社を創建された大内弘世卿は、社殿を造営するにあたり都の最先端の文化であるこの松竹梅を彫刻として取り入れたのです。その後、応仁の乱により京の神社仏閣がほとんど焼失してしまい、結果戦の少なかった山口に建てられた当社の松竹梅が、我が国で最も古いものとなった、といわれています。

 また、御本殿の木材のところどころに赤い染料が残っているところから、当初は全て赤色で染められた御社殿であったことも分かっています。

大正6年8月 国宝建造物指定

昭和25年8月29日 重要文化財指定

【蟇股*】(かえるまた)

梁の上にあって上の荷重を支える材。かえるが足を開いたような形からこの名があり、この内部に描かれた彫刻は建築年代判定の基準の一つ。

【大内菱*】(おおうちびし)

​周防山口を本拠地とした大内氏の家紋。

中央「梅に大内菱」

​向って右「松に鳳凰」

​向って左「竹に鳳凰」

​拝 殿

 お参りされる際まず目にする建物が、二層構造の特徴的な造りの拝殿です。拝殿とはその名の通り拝礼をする場所であり、一般的には平屋建のものが多い中、当社の拝殿はまるで楼閣のような姿となっています。

 それもそのはず、この拝殿はもともと楼門として建築されました。それを後の時代になって床を張り、拝殿として活用したのです。これを「楼拝造」といって、山口地方の神社に多く見られる特徴です。

​ 建立された年代は御本殿と同じく創建当初からの室町時代の建築で、山口に数多ある「楼拝造」の中でも古い年代のものということから、国の重要文化財に指定されています。

昭和25年2月 国宝建造物指定

​昭和25年8月29日 重要文化財指定