来る11月22日・23日には、古熊神社大祭である山口天神祭が執り行われます。
御祭神の菅原道真公をお載せした御網代車(おあじろぐるま)を中心に、約300名の大行列を組み、山口の中心街をゆっくりゆっくりと進むこのお祭りは、夏の山口祇園祭・七夕ちょうちんまつりと共に"山口三大まつり"の一つに数えられています。
22日 花神子式(前夜祭)
まず22日の午後6時より、花神子が一夜酒に黄白の菊を取り添えて御祭神にお供えし、翌日の大祭の無事を祈る花神子式(はなみこしき)が執り行われます。
23日 山口天神祭(御神幸祭)
いよいよ23日は山口天神祭本番。行列が通る道には注連縄が掛けられ、山口の町は天神さまをお迎えする準備が整います。
▽午前11時 剣道大会・相撲大会
午前11時には奉納行事として、山口市内小中学生による剣道大会、中学生による相撲大会がそれぞれ行われ、境内は次第に活気づきます。
▽午後1時 御出立
▽午後1時20分頃 札の辻合流
午後1時20分頃、両社から出発したそれぞれの行列が合流、また別場所から出発していた宝恵籠・長持ちも加わり、300名の大行列が完成。古の萩往還である山口中心商店街を、ゆっくりゆっくりと進んでいきます。
▽午後2時45分頃 駅通りにて所作披露
山口駅通りを通る際には一時通行止めとなり、備立行列が堂々たる所作を披露。
▽午後3時 御旅所祭
当社の古殿地(山口井筒屋附近)に近い御旅所に到着した行列は、ここで改めて神事を行い、獅子舞・稚児舞・長持ち・備立行列それぞれの奉納を行います。
▽午後3時 合気道奉納演武・ちびっ子相撲大会(本社にて)
御旅所祭が行われている頃、本社では合気道の方々による奉納演武、そして飛び入り参加OKのちびっ子相撲大会が行われ、御祭神のお還りを待ちます。
▽午後4時 御還幸・もちまき
御旅所祭を終えた行列は本社へ。
いよいよ御還幸の際には、御祭神をお出迎えする力強い太鼓の音が響く中、約500㎏ある御網代車を奉仕者全員で曳き上げます。
それまで静かであった行列が一気に変貌する様は圧巻です。
無事に御祭神がお還りになられた後は、再び奉納行事が行われ、奉仕者からのお福分けとしてお餅まきがあり、山口天神祭は幕を閉じます。
本年の神役
山口天神祭には市民を代表して4名の方に神役(しんやく)としてご奉仕をして頂く習わしとなっています。
詳しくはこちらのページをご覧下さい。
本年の神役は以下の方々です。
大拝司=安元 重実 様 (嘉川)
小拝司=蔵増 卓朗 様 (下市)
御先乗=森重 昊之 くん(吉敷)
花神子=安達恵梨花 さん(湯田温泉)
神酒官女=重田彩花 さん(宮野上)
菊官女 =重田和奏 さん(宮野上)
本年も無事に山口天神祭が斎行されるよう、準備をしております。
皆さまがお参り頂きますことを、心よりお待ちしております。
もっと詳しく知りたい方は、こちらのページをご覧下さい。
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